中国の武漢で新型コロナウイルスが流行り始めたころはインフルエンザと大差ないでしょ的な扱いでしたが、時を追うにつれ色々な事が分かり始め重症化すると大変厄介なことなどがわかってきました。
現段階で新型コロナウイルスについて各ご家庭で考えておくべき事をまとめてみました。
新型コロナウイルスの考え得るフェーズ
新型コロナウイルスのことを一纏めにして考えると漠然としすぎていて不安しか募りません。まずは細かく段階を分けて考えることで、自分がどうすべきかをあぶり出していくことが大切です。
- 新型コロナウイルス感染前
- 新型コロナウイルス感染
- 新型コロナウイルスから回復
- 新型コロナウイルスにて死亡
大きく分けるとこの4段階に分割して1つのフェーズごとに対策法を考えていくと答えが見つかりやすくなります。
新型コロナウイルス感染前
いわずもがな、新型コロナウイルスには感染しない方がいいに決まっています。ゆえにこの段階で考えておきたいのは家族でどう予防していくか。
長続きしない予防策ではなく、なるべく簡単にできる予防策に落とし込んでいくことが重要です。ご家庭によってどこまでの予防が必要かについてはそれぞれ異なりますし、生活の仕方で必要な予防対策も異なります。大事なことは家にウイルスを入れないようにするにはどうするべきか?ということなので、そこをポイントにして予防対策を考えてみて下さい。
(予防については別記事にする予定です)
新型コロナウイルス感染
感染者が急増し、相談窓口もかなり繋がりにくくなっています。我が家では体調が崩れた場合、夫婦ともにかかりつけ医に連絡するように決めています。夫はかなり健康体で特段決まったかかりつけ医はいませんが、昨年MRワクチンの抗体検査・予防接種を受けさせていったので、そちらの病院を頼るつもりにしています。
仮に新型コロナウイルスに感染すると、その後考えられる流れとしては
- 病院に入院
- ホテルに滞在
- 自宅療養
のいずれかのパターン。病状や基礎疾患の有無・その時の病床の状況などによりこの流れは変わるだろうと推測されるのでどのパターンになっても大丈夫なようにある程度準備しておかなければなりません。
病院に入院
病床が逼迫していることを考えると重症と診断された場合にのみ入院になるのではないかと思われます。ヘタすると自分ではもう動けない。つまり、元気なうちに入院グッズを用意しておくことがポイントです。
私が持って行く入院準備品のリストはこちら↓↓
家族が差し入れできない、家族も同時に罹ることを想定して家族それぞれの準備をしておく必要はあります。
また我が家には2匹の犬がいるため、万一世話できない場合のことを考え、それぞれの両親にお願いしています。(お世話マニュアルをまだ作れていないので早々に準備しておきたい)
仮に小さなお子さんがいる場合、共倒れしたらどうするかなどは元気なうちに夫婦・頼ろうとしている人などに相談しておくことが大切ではないでしょうか。
ホテルに滞在
今のところ軽症者はホテルに滞在することが多い様子です。都道府県などで公式には書かれていませんが、テレビの報道では
- ごはんは出る(お弁当)
- シーツ交換なし
- 掃除もなし
- 家族からの差し入れ不可
- 体温計の準備必須(自治体によっては貸出している様子もあり)
- アイスノンは必要ならば各自で
- 飲み物も各自準備(水やお茶は出そうだけど、そのほかのもの)
とのことだったので、長期間滞在するとなると気になるのが衣類・タオルの洗濯をどうするかというところ。
感染者が使うフロアにコインランドリーがあるのかないのか分かりませんが、ないのであれば部屋にて洗濯、干すことが必要になるわけでその辺どうするべきかが非常に悩ましい問題になってくるのではないでしょうか。
高熱が出て飲みたいのはポカリスエットやアクエリアスなどのドリンク類ですが、ボトルで持ち込むとかさばるので粉末タイプのものを持って行くといいかもしれません。
自宅療養
自宅療養で亡くなられる方が相次いだので、自宅療養をすることになりそうなケースは限られてきそうです。仮に自宅療養になった場合、困るのは食べ物・飲み物ですが、防災グッズとして兼用できるので、最悪買いに行かなくてもなんとかなるようにレトルト食品などを少し多めに準備しておく必要があります。
我が家の場合、夫が感染し私が感染しなかった場合(逆もまたしかり)を想定して、感染者は2階で生活、非感染者は1階で生活すると決めました。2階にトイレと洗面があるので、お風呂だけ気をつけなければなりません。この取り決めは今後インフルエンザやノロなどに感染した場合でも流用できるルールなので、一度事前に家族内で取り決めしておくとよいでしょう。
新型コロナウイルスから回復
回復した場合は保健所の指示に従って社会復帰していく形になるでしょう。病院から退院、宿泊施設から退所、自宅療養いずれにしても、片付けしたのち次回への準備をしておく必要はあるかと思います。会社勤めしている方は会社の方針に従う形になるでしょう。
ただ再燃する人もちらほらいる様子なので、あまり気を抜くことはできなさそうですよね。
新型コロナウイルスで死亡
志村けんさんや岡江久美子さんがお亡くなりになったときの様子が報道されていましたが、看取りNG、葬式NG、火葬場立ち会いもNG、遺骨だけで帰ってくる。
いつ感染するともわからない、感染したらお見舞いには来てもらえない、重症化してなくなったらさよならさえ言えないことを考えると、日々家族には感謝の気持ちや、状態が悪くなった時の治療方針などを事前に話し合っておくことが大切だと感じました。
また、金融資産などもわかりやすくまとめておかなければ、特にネット銀行などは自分以外にわからない口座となってしまいます。
どんな世代でもエンディングノートの作成をしておくといいのかもしれません。
冷静に考えれば今やれることは限定される
世の中は不確定なことだらけで、考え出すとキリがありません。新型コロナについてもなんとなく不安になりがちですが、正しい情報を得て、それを元に段階を分けて考えることで自分の中の不安が少しずつ解消されます。
未感染の今、私たちができること・すべきことは
- 感染しないように予防する
- 家を快適にする
- できるだけ他の病気・怪我で病院にかからないようにする
- 免疫力をおとさないような生活を心がける
- 入院準備をしておく
- 万が一の時のために情報をまとめておく
ということ。新型コロナに感染するかどうかはわかりませんが、人間いつか必ず死ぬもの。難治性喘息の私は罹ったらそれが死に時なんだなぁと思っています。
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