分譲マンションに買う前に知っておくべきこと

マンションイメージライフ

マンションのくい打ちデータが偽装されていたことが世間を騒がせていますが、偽装以前の問題で分譲マンションに住むのには一軒家に住むこと以上に覚悟が必要です。

新築の場合、デベロッパーは便利なことばかりを口にして営業をかけてきますが、不便なこともたくさんあります。中古でもいまの不動産業者はいいことしか言いません。マンションに住むと言うことをよく知ってメリットが勝るのであれば購入しましょう。

新築マンションはすぐに入居できません

新築物件に入居する場合、完成してからすぐに入居が出来るわけではありません。1Fを購入された方であれば比較的すぐに入居ができるかもしれませんが、荷物の搬入にエレベーターが必要な階数を購入したら入居は順番待ちとなります。

例として、全戸数100個のマンションを購入し、1階が8戸のマンションだとすると残り92戸はエレベーターでの荷物搬入が必要です。エレベーターが1基の場合、1日2軒の引越がせいぜいなので、毎日コンスタントに引越作業ができたとして46日間かかります。

その間、現在住んでいる家の家賃などが発生するのを忘れてはいけません。

生活音との戦い

どんないいマンションでも上下左右が密接している以上、ご近所さんの生活音はある程度漏れてきます。構造上、かなり離れた階の音が漏れ伝わってくることもあります。マンション生活で気になるのは足音、椅子の引きずる音など下の階の人間は上で起こる床の音に悩まされます。マンションに住む以上、お互い様な部分はありますが、椅子には靴下をはかせる、子供がいる場合はクッションマットを敷くなどの対策が必要です。

子供がいない家庭に対して、子供ですからなんていう言い訳は通用しません。子供の成長にとっても、親の精神衛生にとっても子供が小さくて走り回る年齢の頃は貸家やマンションの1Fに住むことがよいのではないでしょうか。

エレベーターの隣も動作音もわりと音が響きます。構造上気にならないようにエレベーターの横の家では風呂やトイレを置くなどの工夫はされていますが、昼間は気にならなくても夜になると結構気になるかもしれません。新築の場合、入居するまで確認できないのでなかなか悩ましい問題になる恐れもあります。

エレベーター待ちの時間

高層階になればなるほど痛感しますが、エレベーター待ちの時間が長いのです。出勤時間はどうしても重なりがちなので、なかなかエレベーターに乗ることが出来ません。分譲貸しの11階に住んだときは、毎朝エレベーター待ちの時間を計算して余裕を持って家を出ていました。大体いつも7分ほど余裕を見ていたのですが朝の時間はとても貴重。たかが7分、されど7分、二度と高い場所には住むまいと思ったものです。

仮に10階建てのマンションに住んだとして、10階から1階に降りるまでの時間を計算してみると毎日勿体ない時間だと感じざるを得なくなります。1階あたりの開閉及び乗り込みが40秒、3階までの住人は階段を使ってくれると仮定。10階から1階に降りるのに約5分もかかる計算になります。これが3階でも2階でもとまったら約7分。もっと高層になればなるほど時間はかかります。しかもあくまでスムーズにエレベーターに乗れた場合でこれです。たくさん人が乗っていると乗り込むことすらできないことも考えると地上に降り立つまでに割と苦労するのがわかりますね。

忘れ物をしたときがホント地獄・・・一気に出勤する気力が失せます。

意見が纏まらず決まらない

実家のマンションは阪神大震災の時に少なからず影響を受けました。その際修繕を行おうとしたのですが、大きなクラックが入って構造上問題があるにもかかわらず修繕自体不要などいう方もやはり出てくるのです。最終的に2年を経て修繕を行うことができましたが、意見がかみ合わず安全に住めない状態で住まざるを得ない状態も発生するのです。

今回の横浜の偽装マンションでさえも、建て替え反対という方が少なからずいらっしゃいます。様々な理由があるため一概に何が正しいとは言えませんが、様々なことがなかなか議決されないということは理解しておかなければなりません。

修繕積立基金はあてにならぬ場合も

マンションを購入したあとも、マンションを維持するために修繕積み立て基金という形で毎月いくらかを支払って積み立てていく形になります。が、これ実は滞納している人もわりといるんですよね。仮に、住人の半数が滞納している状態にでもなれば修繕する時期にきてもお金が足りなくて修繕できず住人が離れていく悪循環に陥ります。

マンションの相場がきっちり維持できそうな場所であれば入居される方も安定して基金を積み立ててくれるでしょうけれど、暴落しそうな(している)立地のマンションの場合は危険。

実際私が住んでいる家のほど近くにあるマンション、分譲された頃は4,000万ほどで販売されていましたが今は600万でも売れません(築20年程度)。積立の滞納も多く、売るに売れないので悩んでいる人も多くいると売り逃げした人から教えて貰いました。マンションを買う前によくよく考えておきたいことです。

便利と覚悟を天秤にかけよう

マンションは鍵一つで出かけられるし、ゴミ出しも楽なことが多い。管理人がいるので掃除も家+ベランダ程度で済むことを考えると便利な点も多いのは事実です。

しかしながら、人生で一番大きな買い物と言われる家をほんとうにマンションにしていいの?住み替え前提で考えているのであればマンションも悪くはないですが、一生住むとなると相当リスキーな買い物です。

マンションにも一軒家にも住んでの個人的な結論は、自分の身体が動くうちは一軒家、動かなくなったら便利な都会のマンション(低層階)に住むのが理想かなと思っています。

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ロスジェネ世代、仕事はIT関係。効率化を追い求めできるだけ手間の掛けない家事を目指しています。時間を有効に使って空き時間を自分の好きなことに使いたい主義。

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