難治性喘息のため2019年の春まで生物学的製剤の一つ、ゾレアを使ってきましたがアレルギー症状をだんだん抑えられなくなり、入院を経てデュピクセントに変更しました。
ゾレアとデュピクセントの大きな違いは、ゾレアは1ヶ月に1回の接種・病院でのみ注射、デュピクセントは2週に1度の接種・自己注射ができるところ。
喘息が落ち着かない間は病院にてデュピクセントを注射してもらっていましたが、外来の頻度を減らすべく自己注射に切り替えることにしました。
デュピクセントを自己注射するためのレクチャー
次回から自己注射にしたいです、わかりました!というわけにはいかないのであらかじめそろそろデュピクセントを自己注射に切り替えたいと医師に相談が必要です。デュピクセントはほとんどの薬局で取り寄せになるため、まずは病院にて薬局で準備できない間分を用意してもらう必要があるのです。
さらに、自分で注射できるように薬剤師さんとのお勉強会も開かれます。
デュピクセント自己注射勉強会の流れ
薬剤師さん待ちのときに動画で説明してくれるグッズを渡されて、みておいてくださいとお願いされました。
本気過ぎてびびる作り。病院にだけ貸し出している教材らしいのですが、非常によくできた作りでした。
一通り動画を見たところで薬剤師さんが来たので、実際の流れを再度確認。あらかじめ常温に戻してくれているデュピクセントをその場で流れを確認しながら自己注射して終了。
デュピクセントを自己注射するためのグッズ
病院から以下のグッズをたくさんもらってきました。デュピクセントは冷蔵保存なので保温バッグに保冷剤(ちゃんとデュピクセントって刻印されてるんです!)、打ち方の説明書、デュピクセント接種後の針を捨てるための袋をもらってきました。
説明書の中身。なにがしいろいろ入っています。
日本語が読めれば別にこれを読んでやれば誰でもできると思う…
自己注射するときはこの準備マットに注射と消毒用アルコールを置いてやってね的な下敷きもついてました。写真には載せてませんが消毒用アルコールも病院側が準備してくれました。
実際にデュピクセントを自己注射してみる
病院が用意してくれていたデュピクセントを家で自己注射してみました。今まで病院でも何度も看護師さんに注射してもらっていたこともあり、特に問題なく自己注射することができました。
冷蔵保存のデュピクセントですが、常温に戻して接種が必要なので朝一起きて冷蔵庫から取り出しておき、出かける前に接種するぐらいがちょうどいいかもしれません。
注射の流れは、箱をあけて注射を準備。アルコール綿でお腹の肉を消毒し、注射の先のキャップを外して消毒したところにブスリ。自分で注入量を調整できるので、看護師さんにしてもらうより痛くなく済みます。
あとは注射器を緑色の袋にいれて終了。袋がいっぱいになったら病院で回収してくれるとのことです。
自分で注射できるので病院で待たずに済みますし、外来の頻度もへり、高額医療のことを考えながら薬を出してもらうことで医療費の削減につながります。
唯一のデメリットは冷蔵庫内でかさばること。また、昨今の地震や暴風雨で冷蔵できずにダメになる可能性もありその辺がちょっと恐ろしいなと思う次第であります。
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