数年前から便座の脚部分に亀裂がにじりにじりと生じているのは気づいていました。長年温水洗浄便座を何個か使ってきていますが、脚に亀裂が入ってきたのは初めてです。コストを抑えるために素材をチープにしているのかもしれませんが、本体はまだ全然使えるのに便座がダメになったせいで買い換えるなんてなんか腹が立つな~という感じ。
修理しよう!と思ったのですが、すでに発売から7年以上が経過し修理も不可。
仕方なく新しい温水便座をここ半年ほど探していました。温水洗浄便座の新モデルが出る時期になり、価格がかなり下落してきたので購入することにしました。これから来客も続くので流石にこの恥ずかしい便座をみせたくない!という気持ちも十二分に持っていましたけど。
新しい温水便座をPanasonic DL-WM20にしたワケ
元々2階のトイレにつけている温水洗浄便座はPanasonicのWから始まる型番でした。出来れば同じラインのモデルを踏襲して買いたいと思っていたのですが、このモデルは価格が割と高止まりしていたのです。諦めてRシリーズを買おうと思いつつ試しに店頭で値切ってみたらRシリーズより安い価格で交渉が成立したのでウッキウキで買って帰ってきました。
31,500円(税込)+d払いでそのうち20%ポイントにて還元されるので、実質25,200円とかもうありがとうございます。
さて、DL-WM20とDL-RN20の違いはどちらも瞬間式ですが、WM20は便座も瞬間的に暖めるので消費電力が年間700円ほど下がります。あとは大きな違いといえば「25通りおしり洗浄/ム-ブ洗浄/リズム洗浄」。ザックリ言うと洗い方が色々選べるということ。
昨今のウォッシュレットは水の勢いが弱くなってきているものが多く、1FのトイレにRシリーズのウォッシュレットをつけたら夫が水の勢いが弱いと不満たらたら。せめて買い換えるならホテルアイビスのごとく「サピーン」と出そうな温水便座なら買い換えてもいいとうるさいので、洗い方を選べるWシリーズにしてみたのです(サピーンと出るのかは不明)。
水はサピーンと出なあかんやろ。
痔にならんようにするには弱で優しくあらわなあかんねんで!
開封してみたところ、相変わらずな感じだったので取付交換は夫に丸投げしました。
毎回夫が取付作業を行ってくれるので、夫の温水洗浄便座の取付時間はどんどん慣れて早くなっています。個人でも簡単に取り付けができるので温水便座の交換は自分でするのがよろしいです。
2Fで元々使っていた温水便座と新しい温水便座の比較
元々使っていた温水便座はDL-WE20というモデルで2011年に発売されたものでした。当時人感センサーモデルで瞬間的にお湯を沸かして便座を暖めるというキャッチに惹かれ購入しました。確かにかなり賢くてわりと気に入っていたのですが・・・
便座の脚部分が私たちの重みに耐えきれず割れてきています。Panasonicを外してTOTOやINAXの温水便座にしようかとも思ったのですが、どこのメーカーのものを使っても結果同じようになりそうだったので使い慣れているものを選びました。
反対側に至ってはもう、めり込んでいく勢いで壊れています。
取替前の2Fトイレ
この温水洗浄便座、わりと奥行きが長くてサイズ的にもちょっと大きめでした。それ故に座り心地は良かったのですが、便座フタがタンクと干渉するのか、座って便を足していると勝手に閉まってきて背中に当たるイライラする仕様でもありました。
便座の手前に尿ガードがありません。男性の座りションが強く叫ばれるようになったのはここ数年ですもんね。
一番変わったのはこのノズル周りと裏。旧機種はこのユニットの裏が違う素材で出来ており、パーツを合体させて作られているので溝の掃除がわりと大変だったのです。
リモコンは8年使うとこんなに黄ばみました(日焼けによる変色)。が、よく触るボタンは物理ボタンだったのでフィルムはフヨフヨすることなく、比較的綺麗な状態を保てています。人感センサーは35度を超えるとバカになりました。
取替後の2Fトイレ
見た目はほとんど変わりません。本体部分の操作パネルがやや出っ張って掃除時に邪魔になりそうということぐらい。ただ、温水洗浄便座のサイズが全体的に一回り小さくなっています。座ってもフタが勝手に閉まってくるということはなくなりました(それだけでも快適である)。
座りション対策の尿ガード。これがどこまで効力を発揮するのかは不明ですが、ないよりはマシなのか?ただ、便座の脚部分とカーブが干渉してるので鋭角になっている部分の掃除がしづらそうかも・・・
大きな変更点はユニットが一体型になって裏側の溝がなくなったこと。溝に汚れが入り込まない仕組みになったので掃除はしやすくなりそう。ですが・・・前の温水洗浄便座はスライド式になっていて、掃除するときには本体を簡単に外して掃除できたのですが、新しい温水洗浄便座はネジで固定になっています。外して掃除しようと思うとなかなか面倒クサイ作りになっておりまして、ここが大改悪なんです・・・
リモコンは人感センサーと一体型になったのでスッキリしました。ただし、ボタンはすべてフィルムタイプなので、指の腹で柔らかく押してあげることを心がけないとすぐに汚いリモコンに早変わりしそう。
Panasonic DL-WM20のレビュー
総じて言えば、前の温水洗浄便座の方がよかったかもしれない…(涙
DL-WM20にしてよかった点
- フタが勝手に閉まらなくなってストレスフリー
→便を足してる時に背中にフタが寄り添わないって大事(笑) - 本体裏が一体になったので掃除をしやすくなった
→隙間に入り込まないのでさっと拭ける - 今の便器のサイズにぴったり
→前は少しはみ出てた
DL-WM20にして悪くなった点
- リモコンが使いにくい
→後述します - 座り心地が悪くなった
→全体的に小さくなったので便座自体が細くなり安定感が減った - 本体が簡単に取れない
→本体と便器の間の掃除がしにくい - 水の出方がイマイチ(私は気にならないが夫は不満)
→前の温水洗浄便座の方がやはり勢いも強く、25種類の設定を変えてから出てくるまでのタイムラグが割とある
リモコンが大改悪です。前モデルはよく使うボタンだけ全面に配置し、物理スイッチだったのでかなり押しやすく、ボタンも等間隔に配置されて左右どちら側の壁に設置しても使いやすいように作り込まれていました。
あまり使わない機能に関しては下部のフタを開けると使えるようになっており視界のごちゃつきが抑えられていたのだなということがわかります。
センサーが一体になりスッキリしたように思えますが、実際リモコンをみていると文字が多くてごちゃ~っとしています。とりあえずボタン並べて使えるようにしただけで、左側にリモコンを配置すると洗浄ボタンが遠く、右側に設置すると停止ボタンが遠くなる残念仕様です。
よく使うボタンはやはり大きく配置し、使わない機能は隠すのがいいですね。リモコンに関してはRシリーズのリモコンの方が圧倒的に使いやすいかなと思います。人感センサーをど真ん中に放り込む必要性、ありますかね?
わりと不満強めですが、壊れるまでは使います。新製品が改悪されるのってゲンナリしますね…
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