健常者であろうとも、発達障害持ちでも常に頑張り続けることはできません。特に発達障害を持っている場合、健常者からは忘れ物が多い、遅刻が多い、じっとしていられないなどなど様々な要因を指摘され、それでなくてもベース頑張っていることが多いので、頑張ること自体を減らさないと生きていくのが本当に難しくなります。
頑張ってもできないものはできない
小学生の頃から成績はいいもののケアレスミスの嵐でした。毎回、先生からは試験問題を解いた後キチンと見直しをしなさいというアドバイスをいただくので、自分なりには見直しをしているのですがその時は何度見直してもミスに気付かないのです。
私の脳みその中ではそれが正しいという認識になっているので、なんど見返そうがその時は絶対といっていいほどそのミスを見つけることができません。
未だに誤字脱字が多いのもまさにそれ。ブログを書き上げた後、ちゃんと読み返しているんですがよほどのミスでない限り私は私のミスを自分で気づけません。
どうしようもないことは伝えておく
自分が苦手なことを最初から伝えておくことは大切なこと。私は複数人と同時に会話するのが苦手、よほど集中していない限りテレビなどの雑音があると会話ができなくなるなど苦手なことがあるのですが、それは相手には言わなければ伝わりません。
発達障害の特性は努力でクリアできるようなものではないので、理解してもらえるとありがたいなと思いつつ伝えておくと多少は配慮してもらえるかもしれません。
物や工夫で対処できることは対処する
私も夫もウッカリ忘れがとても多い人間で、何かを持っていくことを忘れるのはしょっちゅうですし、それどころかガスコンロの火の消し忘れ、お風呂のお湯の止め忘れなど様々なやらかしをする人生を送ってきました。
お出かけするときに最低限必要な鞄を固定し、その中のものは絶対に動かさない、要らないモノだけ毎日抜くようにするルールに替えてから少なくとも財布を持っていくのを忘れて慌てることはなくなりました。
コンロの火の消し忘れは、とてもいいガスコンロに交換することで自動安全装置が働いてくれて自動で消してくれるので安心して使えるようになりましたし、お風呂も湯量をあらかじめ設定できるガス給湯器の家に引っ越したのでお湯を垂れ流すこともなくなりました。
自分にできないことお金で解決できるならそれは価値のある買い物。解決すれば背負っているものが軽くなります。

気をつけなきゃ!と気張っている項目を減らすことでずいぶん生きやすくなりました。
自分でちゃんとしよう、ではなく、何かを使ってでもちゃんとできる方法があるかを考えて、頑張らずにできる方法を見つけることが発達障害を持っている人間がちょっとでも生きやすくなる道だと思っています。
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