喘息で入院すると入院期間が長期になりやすいです。3年前も3週間、3ヶ月前も4週間、そして今回もすでに3週間以上が経過していますがまだ退院できそうにありません。
日々お見舞いに来られる方も多く、それ自体を否定するつもりは毛頭ありませんが、なかなかモンスターなお見舞い客をここ数日引き続けており何のために入院してるのだろう?という状態に成り果てていますので、患者の立場からせめてものお願いをまとめてみることにしました。
お見舞いは面会時間内で手短に・・・
入院患者は病気や怪我を治すために病院で生活しています。お見舞いにきてくれてお話相手になってくれることで精神的に元気になるという側面はもちろん大いにあります。が、病室にて長時間話し続けられると他の同室入院患者は迷惑です。同室の他の患者にとってあなたがたはノイズでしかありません。長く話し続けるのであれば食堂やラウンジなどに移動してやってください。
なぜ面会時間が決められているか考えたことはありますか?面会時間外は入院患者の治療の時間であったり休息してほしいという時間でもあるのです。面会時間外にくるということは、その治療や休息の時間をジャマして治りを遅くさせてしまうことにつながりかねないということを知って欲しいのです。
食べ物の持ち込みは事前に確認を・・・
入院患者の中には食事制限されている方もいらっしゃいます。お見舞いだから何か持っていかなくてはという気持ちはありがたいのですが、持ってきてもらっても食べられない・食べたいのに食べられないという気持ちにさせるのはお互い不本意ですので、何か食べたいものある?など事前にきいてから持ってきてもらえると非常に嬉しいです。
個室でもない限り冷蔵庫は基本的に有料なので、冷蔵庫の必要な生もの系はできるだけ避ける方が無難。病室は狭いので、どうしても何かを持っていきたい場合は小さな個包装された焼き菓子あたりが助かります(上司や部下などの関係だと手ぶらでは難しいでしょうし)。
私の場合、家族や友人には必ず手ぶらでとお願いしています。冷蔵庫も使っていないですし、本当に持ってきてもらっても困るのです。ただ、年配の方になるにつれて絶対に何か持ってこないと気が済まないみたいなので、いつもシガールが大好きなんですとやんわり焼き菓子に誘導しています。
ヨックモックは大体どこの百貨店にも入っていますし、賞味期限も長いので家族に持ち帰ってもらいやすいのです。そして美味しいですし♥
ちなみに、今時の病院は感染症予防のため生花もNGです。
香りで症状を悪化させることもあります・・・
呼吸器疾患の場合、香水やきつい柔軟剤の香り・化粧品の匂いで発作を誘発することがあります。普段なら避けて通りますが、入院していると逃げ場がありません。香害が巻き散らかされるとどうしようもないのです。
先日も香水を浴びてきたの?という人がお見舞いにいらっしゃいましたが、その後2時間は水を汲みに行けませんでした。普段から相当くさいでしょうけれど、病院ではテロ行為ですのでおやめください。
病院には日常生活で普通になされている行為が原因となって症状の悪化や発作を起こす患者さんも多く存在します。特に香りやタバコ・ペットの毛や皮屑などは見落とされがちですが、誘発要因になるのでなるべく綺麗にしてきてほしいものです。
病人の生活空間であるという原点を忘れずに!
入院しているということは、患者は病院で生活しているということなのです。大部屋の場合、部屋を共有して生活しているので、お見舞いに来ると言うことは該当の入院患者のみならず同室の入院患者への配慮も忘れてないでください。
それぞれの患者にとって過ごしやすい環境を維持できるよう、お見舞いの方も協力していただけたらとても助かります。
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