デザイナーズマンションに住んでいた頃はまだ物を減らすことに目覚めておらず、しかも実家が近かったので母親が逐一物を捨てていないか確認しにくるのです。昔から片付けが好きで暇さえあれば片づけをしていた私ですが、物を捨てずに片付けってどうしても立体的に空間を使うしか無くなってくるので、近藤典子さんもビックリの3D収納を行うしか方法はなかったのです。
収納術をはき違えていた時の私…
エレクターを1スパンも無駄にしないように組み立て、テトリスのように物を収めていました。綺麗に片付いてはいますが、取り出しやすさは度外視。兎に角綺麗に収まることが前提になってしまっていて、結局なんの為に収納しているのかを見失っていたわけです。
食器棚を購入したときは反対に嫌味を言われました。母が選んだ物ではなかったのと、結婚するときのために家具なんて買わずに乗り切りなさいと何度も言われていたので勝手に買ったことが気に障ったのでしょう。結婚してからも使い、7年ほど使ったので十分元は取ったと思っていますが、そもそも物を手放させてくれさえすれば買わずに済んだかも知れません。
収納は何のためにするの?
必要な時に必要な物をすぐに取り出して使えるようにするため。
だから、決して不要な物を取っておく為に収納をするのではないし、ましてや物のために使いやすさを度外視して収納するなんで本末転倒なんですね。この頃はまだ若かったので、たくさんの物があっても収納した場所を覚えていましたが、今になって同じことをしたら毎日捜し物の連続になります。
その時々で必要なものは変わる
大人と子供の必要なものが全然違うのはよくわかると思いますが、大人になってもその時々で必要なものは変わります、大人になるとそれが曖昧になってしまってついつい必要かも・・・と思いがち。過去にとらわれて、今必要なものを正しい場所に収納できないでいると、未来への展望が描けなくなってしまいます。
まだまだ使える物でも、自分のライフステージから外れてしまったものを見極めて、家の中も日々新陳代謝を行っていかなければなりません。ちなみに、この画像の中で今も残っている物は容積的にみても1割程度。残りの9割はリサイクルショップなどで手放しました。
今写真を見直してそういえばこんなのあったなぁ~と思いますが、写真を見るまではすっかり忘れていました。手放して困ることもなかったので思い出さなかったのでしょうけれど、如何に不要なものが多かったかがよくわかります。
物を減らしたら生きやすくなった
このマンションを引っ越して、親と離れ、物を手放すことを知って私はとても生きやすくなりました。本当に物が大事ですか?そう思い込んでいるだけではありませんか?物が本当に自分を幸せにしてくれますか?
昔と違い、物があふれる世の中で自分にとって本当に必要な物を選ぶのが逆に難しい時代になったからこそ、自分の選別眼を鍛えたいものです。
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