日本の予防医療はほんっと遅れてるなと思うのですが、風疹が最たる例で昨年漸く風疹の予防接種がなされていない世代(男性)に対して追加措置を行うことになりました。昭和37年度~昭和53年度生まれの男性は追加措置の対象で、対象の方には市町村から昨年の春頃から段階的に風疹の抗体検査と予防接種のクーポンが送られてきています。
詳細は厚生労働省のサイトを確認してください。
風疹の抗体検査と予防接種が必要なわけ
風疹が怖い理由は、妊娠10週までに妊婦が風疹ウイルスに初感染すると、90%の胎児に先天性風疹症候群が起こるといわれています。心奇形や難聴・白内障他多数の障害を引き起こす可能性が非常に高いのです。
風疹にかからなければ健康に産まれることができる子供が、風疹にかかることによって障害を持って生きなければならなくなるのはとても悲しいこと。
風疹は予防接種で予防できる疾患なので、新しい命の健康を守るために周りの大人が風疹にかからないようにすることが大切なのです。
コウノドリの風疹エピソードが無料で読めるので、是非とも読んでみて下さいね。
そもそも、年をとって抵抗力がなくなったら自身もかかる可能性があるわけで、予防接種をすることで予防できるんだからありがたいと思うんですけどね…
他の検査と共に抗体検査も受けられる
うちの夫に風疹の抗体があるかどうかを確認したことがあるのですが…
風疹かかったことあんの?
えー、わからん。
母子手帳は?
おかんがなくしたっぽいわ。
義母に訊いたところ、引っ越しのドタバタで母子手帳を随分昔になくしたらしいです。母子手帳には予防接種を受けたかどうかや、1度掛かったことのある病気を記載する欄があるので、産まれた後も両親がきちんと母子手帳に記載しておくと非常に役立ちます。かくいう私の母子手帳もあまり役に立たない状態ですけどね…
こんな状態だったので、クーポンがきたころ夫に風疹の抗体検査に行きなさいと促してみたのですが、健康優良児の夫は病院に行くというハードルがとても高いらしく1年以上放置した状態でした。妻の私は「これは機会がない限りは絶対に病院にいくことはないだろう」と思い、ずっとクーポンを握りしめて生活していました。
年末、偶然にも血液検査をすることになりまして、病院に確認したところ同時に風疹の抗体検査も可能ということで一緒に血を抜いて貰いました。勿論風疹の抗体検査分の料金は無料。
いつも一発で血を抜かれた事がないから嫌やねん。
世の男性の殆どは夫と同じような感覚だと思うので、強制的にしない限り根絶はできないんじゃなかろうか…と思います。少なくとも健康診断に組み込むべきなのでは?と思うんですよね…残念です、日本。
抗体がなければワクチン接種をする
夫は私と違いインフルエンザにもなったことはないし、麻疹も風疹もおたふく風邪もなったことがないらしく、その手の抗体は多分殆ど持っていないだろうと推測。年末に血液検査を受けたので年始に検査結果を聞きに行きましたが、予想通り夫には抗体がありませんでした。
検査方法が色々あって、夫はHI法で検査したところ、抗体ほとんどなし!という結果だった様子。風疹の接種対象にぐるっと○されてました。
ワクチンお取り寄せかな?と思ったら何本か置いているみたいで、結果確認後すぐに接種していただけました。しかもMRワクチン(風疹・麻疹のワクチン)。風疹だけでなく麻疹もこれで抗体ゲットです。
時間は掛かりましたが、これで漸く夫も風疹の抗体ゲットです。
防げる病気はみんなで防いでいこうやないですか!
私は小さな頃に風疹にかかっているので抗体があるだろうと思っていますが、年を取るにつれ薄れていくらしいので機会があれば検査しようかな…
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