バブル期に建てられた家に住んでいるので、カワックなどの室内干しに対応した設備は何もありません。空いている部屋の一つを物干し部屋にして洗濯物を干しているだけ。梅雨時期や秋雨の時期、室温が10度を切る時期はなかなか洗濯物が乾かないのです。
衣類を増やすか除湿機を導入するか
洗濯物が乾かない場合、衣類を増やすか乾燥機や除湿機などの機械を導入するかのどちらかしかありません。細々とした荷物をあまり増やしたくないこと、たとえ衣類を増やしたとしても、乾きにくい時期に干した衣類が含む湿気の多さを解消したかったので除湿機導入に踏み切りました。
どの除湿機を選ぶか
除湿機はコンプレッサー式とゼオライト式の二つに大別されます。いいとこ取りをするためにハイブリッド式の除湿機も存在します。
除湿方式 | コンプレッサー式 | ゼオライト (デシカント)式 |
ハイブリッド式 |
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除湿の 仕組み |
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湿気を含んだ空気を蒸発器で冷やし、湿気を水滴に変え結露させて排除することで乾いた空気を放出します。 | ゼオライト(吸湿剤)が水分を吸着し、熱交換器で冷やして水滴に変え、湿気を除去し乾いた空気を放出します。 | コンプレッサー式とゼオライト式の両方の構造を併せ持つタイプです。 | |
長所 |
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短所 |
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※三菱電機ホームページから引用しました
我が家での利用を想定すると、洗濯物を乾かしたいことが主な目的なので除湿能力が高くないと困るのです。つまりゼオライト式は不向き。コンプレッサー式かハイブリッド式のどちらかを選ぶことになりますが、ハイブリッド式は仕組みが複雑な分手入れも面倒くさそうなのでコンプレッサー式を選ぶことにしました。
三菱電気 MJ-180MXをチョイス
この製品、ずいぶん前から形がほとんど変わっていません。よくありがちな見た目をほんの少し変えて、構造は変えず型番だけ変えている状態なのでしょう。つまり完成された製品だという判断がつきます。
下位モデルには3Dムーブアイがついていて洗濯物をピンポイントで乾かすなどもできるようですが、物干し部屋は8畳の広さがあるので賢さより除湿能力を選ぶことにしました。
MJ-180MXを物干し部屋に設置
17kg近くあるので、1階から2階へ持ち運ぶのがほんと大変でした・・・気軽に持ち運べるような重さではないので、底面にはコロがついています。基本的には使う場所を決めて、据え置いて使うのがよろしいかと。
取っ手もついていますが、この取っ手を持って17kgを持ち上げるという荒業は、か弱い女子どころかそこそこのオッサンでも結構しんどいので、取っ手ではなく、ボディーの側面に手を入れるくぼみをつけて持ち上げるような形にしておいてくれればよかったのになぁと思うのです。
液晶にバックライトが存在しないので、暗いところでは操作ができません。状態も確認できません。次モデルにはぜひともつけておいていただきたいものです。
操作パネルを見ていただくと、結構色々な設定ができることがわかっていただけるかと。コンプレッサー式なので冬は苦手なのですが、それでも除湿できるように冬モードなるものも存在します。
除湿したときに発生する水のタンク。右奥の蓋がぺロリとめくれるようになっていまして、排水もラクラク。もっとタンクが大きくてもいいのではなんて血迷ったことを買う前は考えていたのですが、そもそもタンクが大きければ大きいほど捨てるときに水がたっぷり入っているのですから重くて持ち運ぶのが大変なんですよね。
このサイズでよかったのだと思うのです。
使う前に背面部分に付属しているフィルターを挟みいれてから動作させる必要があります。最初からいれておいてくれてもいいじゃん・・・と思ったのは私だけ?
カラっと乾いた洗濯物に感激!
届いたからには早速使うべし!
物干し部屋は8畳の洋室。使い始める前は湿度が72%もありました。とりあえず除湿モードに設定してスイッチを入れたところ、上のルーバーがくるりと開いてきまして、洗濯物に送風をしてくれます。角度的に腰より上の部分への送風になるので、重点的に乾かしたい洗濯物は上に干すと早く乾きます。
1時間後、部屋の様子を見に行くとすでに湿度は60%まで減っていました。6時間後、部屋を見に行くと48%。洗濯物を触ってみるとカラっと乾いていました。これだけしっかりとカラっと乾いてくれたのは9月以来ではないでしょうか。(関西の10月はほとんど雨だった!)
久しぶりに家電を買って大・大・大感動しました。冬になると洗濯が億劫になっていましたが、これだけきっちり気持ちよく乾くのを体験しちゃうと、とりあえず洗濯して干して試したい気持ちが強く働いてきます。
よし、今日も洗濯しよう~!
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