1年ほど前に家のハサミを入れ替えまして、PLUSのフィットカーブ・KOKUYOのエアロフィットサクサなど様々な文具メーカーから出ている最新鋭のハサミを数本購入しました。はさみも地味に進化していて、切れ味がサクサクと軽くなっていたり、ノリがつきにくくなっていたりなど使いやすくなっているのです。
50万回の耐久性を謳ったハサミがこわれた
私が購入したのはPLUS フィットカーブでも「50万回以上の耐久性。新開発の3D設計刃でテープを切ってもベタつかない。」と謳われているプレミアムチタンのもの。それがわずか延べ回数でも100回切っていないにも関わらず、紙を切っている最中に突如刃の一部がめくれあがり、はさみとして機能しなくなりました。
いったん、力をかけて閉じてみましたが、力をかけずに戻そうとするとめくれたところが引っかかって戻りません。
ヒンジ部分の近くにできた一部シルバーな部分がめくれあがった部分です。
反対側からも撮影。少しとんがったように見える部分が引っかかるのか軽い力では閉じられないのです。
PLUSに問い合わせしてみた
1,000円程度のものなので別に交換して欲しいとかいうわけではなく、純粋に私の使い方が悪いのか訊きたくてメールしたところ、検証させて欲しいと回答がきました。交換品をお送りしますので、壊れたハサミを送り返してくださいとのことでした。
やりとりした翌日には発送メールが届き、さらにその翌日には手元に届きました。仕事早い!
お手紙も入っておりました。起こった時の状況を書いて送ってくださいとのことでしたので、「紙を切っている最中に突如刃の一部がめくれあがりました」と記載して送り返しました。
ハサミとともに入っていたのはテープのり。お気遣いありがとうございます。
検証結果について
ご丁寧にお電話をいただきました。要約すると
- ベルヌーイカーブ刃は面ではなく線でカットするタイプの刃なので、刃がひとたびかち合ってしまうと欠けやすい
→物理的に考えればごもっともな話。面より線の方が接地面が少ないから力のかかり具合もそれだけ強いってこと。 - 設計強度を超えるものを切ると刃がかち合いやすくなって、結果的にめくれる
→ペットボトルも可能だと謳われていて、紙を切っていただけなのに・・・ - 紙を切っていてめくれたのは、もともと刃にわずかなゆがみがあったせいかもしれない
→壊れるまでは特におかしいという感じではなかったので、わずかな確率でずっと切れていたのかもしれません
常識の範囲内で使っているつもりだったので、こちらの使い方が悪かったのかと問いましたが、詳細な検証はしていませんが、刃がゆがんでいた可能性が高いのかなぁという話で終着しました。
今まで38年、はさみを使ってきましたが刃がめくれるなんて初めてだったので驚きました。PLUSのはさみに限らず、刃部分が湾曲している新しいタイプのハサミはもしかしたらこの現象を起こしやすいのかもしれません。
それにしてもPLUSの対応はほんと気持ちのいいものでした。新しいハサミは検品済みとのことで安心して使います。
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