「庭の一部をコンクリート洗い出し仕上げにした(下地編)」の続きとなります。洗い出しを行う場所の下地は完成したので、洗い出し仕上げを行っていきます。
洗い出し用のコンクリートを作る
洗い出しの石はジャミ石を利用しました。
まずはジャミ石をミキサーに投入。
次にセメントを投入。
最後に水を入れて混ぜます。塗布したセメントは何度も左官して石を寝かせる必要があるので、下地のコンクリートより柔らかい練り具合。
洗い出しコンクリートを左官
まずはざざっと塗って行きます。
水が溜まらないように庭の半分(家側)は排水口部分に水が流れるようゆるやかな勾配をつけています。また排水口~入り口にかけては入り口に流れるように勾配をつけてもらいました。
全体にコンクリートを塗った後、何度も左官してコンクリートを抑えていきます。この作業をしっかりおこなっておかなければ、石が立ってしまったり、コンクリートの隙間に洗い出し用の液剤が入り込んでしまって綺麗に洗い出しができなくなるのだとか。本当は何人もの職人が流れ作業で左官し続けるらしいです。
コンクリートがかわいてくるので、ハケで水をパシャパシャと落として表面をぬらしながら左官していきます。
これで左官完成。
洗い出し用の液剤を塗布する
今回利用したのは「あらいやさん」というセメント硬化遅延剤。これ、近所のホームセンターではどこも取扱がなかったので、コーナンプロとかかなり大きいホームセンターに行かないと購入できないかもしれません。利用したのは1L程度。
あらいやさんは10倍希釈で利用します。この液剤を噴霧器を使ってコンクリートに満遍なく塗布します。
ひたすら液剤をむら無く塗布していきます。
5分ほどかけて塗布していきました。
塗布した部分にビニールを掛けて空気に触れないようにして、コンクリートを乾かします。
この時期(超真夏)だと大体1時間半程度。
コンクリート洗い出し仕上げの完成
端っこの方を少しめくり、指で押さえてコンクリートのかたまり具合を確認。1日放置すると、洗い出す部分も結局固まってしまうのだとかで、洗い流すタイミングが意外と難しいのだとか。
ひたすら洗い流していきます。セメント成分を綺麗に洗い流しておかなければ、最終的には固まってしまうので入念に洗い流していきます。
デッキブラシを使って丁寧に落としていきます。
勾配が綺麗についているので、水がちゃんと排水口に流れ落ちていきました。30分以上、洗い流していました。入り口に流れたものもすべて綺麗に流しておかないと固まってしまうので、丁寧に流していました。
完成!!8時過ぎに作業を開始して、16時半に終了しました。思っていた以上に綺麗な仕上がり!
乾くと白い部分がでますが、これはアクが浮き上がって白くなっているのでいずれここを歩いたりしているうちになくなっていくのだとか。
中1日おくとこの時期だと完璧に乾くので、それ以降であればバイクを置いてもいいよとのことでした。これでやっとバイクが5台ここに置ける!!
余談
コンクリートを打つのに最適な時期は4月10月だそう。コンクリートの乾きが早くもなく遅くもないので一番仕上がりが綺麗なんだって。夏場は乾きが早いので職人がたくさん必要になるから、この広さでも本来であればあと1人・2人は作業者を入れて左官していくとより綺麗な仕上がりになるそうな。
今回大体12平米分ぐらいをコンクリート化しました。セメント・土・ジャミ石で大体1万円ぐらいだそうです。あとは人件費ですが、流石にこの作業はかなり経験が必要になるので自分で綺麗に仕上げるのは難しいと感じました。毎度ながら、お父さんありがとうございます!
(20/10/9追記:コメントにてコンクリートではなくモルタルだと教えていただきました!ですが、記事を書き換えるのが大変なのでこの記事ではそのままコンクリートの記載にしておきます。モルタルで読み替えてください)
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