日本の「出る杭は打たれる度」は半端ないので、サラリーマン時代はただただ毎日鬱屈した日々を送っておりました。若い頃は自分が出る杭になっているのだとも気づかず、気づいたあともやると決めたら手を抜けない性格だったのでサラリーマンとして生活していくにはそもそも向いていない性格だったのです。
毎日仕事が2時間分ぐらいしかなくて、6時間ムダに過ごす日々。仕事量は同僚よりはるかに多い、でも残業代がつかないから私より仕事の少ない人の方が給料をもらえる謎社会に疲れてしまいまして生きていることにアホらしくなった時期もありました。
なので・・・
自分が嫌だと思っていることは全部やめて自分で仕事をすることにしたのです。
私がサラリーマン時代にイヤだと思っていたこと
サラリーマン制度に対する暴言みたいなものが続きますが、サラリーマン時代に本気でアホクサイ・ツライと思っていたことを書き連ねてみました。
- 満員電車に乗って朝から疲弊する
- 満員電車で病気をもらう
- 満員電車で痴漢にあう
- 電車だといつでもトイレに行けない恐怖を味わう
- 電車が遅れても遅刻するなと言われる
- 通勤に時間をかけたくない
- 上司のほとんどが仕事できない
- 同僚はもっと仕事ができない
- 仕事が増えても給料増えない
- 同僚同士の足の引っ張り合い
- 楽しくない飲み会の強要
- 時間拘束が鬱陶しい
- 暇な時間を持て余して精神的にしんどくなる
- 無駄な仕事も多く改善提案も無能上司に潰される
- 大阪市内に行くリスクを背負う
まとめると4大項目になりました
公共交通機関は使いたくない
電車・バス等の公共交通機関がとても苦手です。若干潔癖症な部分もありますが、誰がどんな状態の手で触ったのか分からないものを共有するのがまずもって気持ち悪い。その上に、満員電車の場合、夏は臭いと汗が充満し、誰ともわからない人と密着しながら超時間電車に揺られるなんてよくよく考えるととてもおぞましい状態じゃないですか。
今から思えば毎日よく耐えてあんな環境で仕事に行っていたものだと思うのです。
しかも、JRは遅れるかもしれないからと毎日運行状況や天気をにらめっこすることにも疲れました。プライベートでも公共交通機関を使いたくないのに、人生の半分を占めるであろう仕事のためになぜ考えもせず満員電車に乗っていたのでしょうね。
サラリーマン終盤はやや開き直って、公共交通機関が遅れることを気にするのはやめて遅刻することにしました。気にしてたら精神摩耗しすぎて眠れませんし、最悪給料減ってでも自分の精神安定を選びました。実際の所よほどのブラックでもなければ遅延証明を出せば問題がない会社も多いので、開き直ってしまえばよかったんですよね。
出来る上司となら仕事したい
大企業~中企業~小企業まで何度か転職し、5,000人ぐらいの人と仕事で関わりを持ちました(もっとかもしれません)。その中で、この人と一緒に仕事ができて勉強になったわ!という人は10人もいませんでした(役員クラスは除く)。
中でも金融時代には、審査の計算方法に誤りがありシステムの修正が必要ですと書類を作成して提出しても、今まで問題なかったからと一蹴されたこともありました。その後国の監査が入り、私が指摘したとおり計算方法の間違いに指摘が入りました。業務停止寸前にまで事がおよび、これからは少しでも気づきがあれば報告してくださいなんて話をされたわけですが、どのクチがそれを言うか?と思うわけです。
出来る人が出来ない人の下で働き、しかも本人は仕事が出来ると気づいていない場合、大体潰されます。そうして潰された有能な人たちがたくさんいたのだろうなぁと残念な気持ちで一杯です。十数年、できる上司の下で働きたいなんて思っていましたが、出来る上司なんてほぼいない、半沢直樹のような世界は幻想なのだという現実を受け入れることにしました。
時間を有効活用したい
与えられた仕事はきっちりとこなすのは当然ですが(できない人も結構多いけど)、ダラダラするのはイヤなのでささ~っと終わらせてしまっていました。手間を掛けたくないのでマクロを組んで自動化したり、テンプレートを作ってついつい効率化してしまうのです。残業代で稼ぐとか考えたこと、なかったんですよね・・・(世の中のサラリーマンの多くは残業代を稼いでるのね。)
仕事がなくなると暇そうにしているように見えるので(実際暇ですが)仕事はどんどん増えていくわけです。仕事が多少増えたとて、効率よくこなせるように考えて仕事をするので暇はあまり変わりません。多少時間つぶしにはなりますが暇だったんですよね~、兎に角。
暇な時間は職場でもできる家の諸用を片づけたり、いろんなことを空想して過ごしていたのですが、私の性質上物事を考え出すと悪方向に考えこんでしまって精神的に病んでくるのです。
よくよく考えているうちに、ただただじっとデスクに座っていなければならないこのムダな時間を自分のしたいことに使うべきだ!と強く思うようになったのです。嫌なことを我慢して人生を消耗していくほど、私に時間は残されているのか?と。
大阪市内は災害時に脆弱
大阪市内に限った話ではなく首都圏もですが、きっと私が生きているであろうこの数十年の間には大地震+津波が来るだろうと予想されています。大阪市内の大半は水に浸かり、帰宅難民になることも容易に想像がつきます。災害が起こったとき、職場にいればいいですが、通勤途中であれば地下鉄に乗っていると逃げ場なし、地下道も同じ・・・など考えていくうちに、仕事に行くが為になぜ災害リスクまで背負わなくてはいけないのだ?とふと考えました。
住む場所に気を遣っても、職場が脆弱な地域だと被災するリスクは30%~50%。イヤです、そんな生活するのは!
というわけで、私はサラリーマンを辞めました。
自分の得意技で稼ぐ
夫がもともと同じ仕事内容で先に独立しました。数年間は経営が安定しなかったので私はサラリーマンを続けていましたが、安定したところで私も辞めました。得意なことをしているので、苦手な仕事はほとんどなく、クオリティの高い仕事を世に送り出し続けられています。
故に・・・
- 短時間で効率よく稼げる
- 自営業なので好きな時間に働ける
- 働いたら働いた分だけ自分に還元される
- 好きな環境で働ける
願ったり叶ったりしかありません。儲かる・儲からないは自分の責任にかかってきますが、自分のケツを自分でしっかりと拭けるタイプの人間であれば全く問題はありませんでした。
独立したことによって自分で仕事の量を調整できる為、寝る時間と遊ぶ時間が大きく確保できるようになったので、人生のクオリティ自体もあがりました。私は私のために生きているのだと日々楽しく生活しています。
辞めて1年経過しますが、気持ちがとても穏やか。そして毎日さらに超特急で楽しく駆け抜けています。ビバ、脱サラ!
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