夫のおじいちゃんが若かりし頃に購入したであろうRADO Golden Horseが夫の手元にずっとあったのですが、歯車の磨耗等でオーバーホールして部品を変えないと使えない状況になっていました。
機械式なので動くには動くのですが、かなり時間がずれてしまう状態になっていたので時計としてはまったく役にたたない状態だったのです。
まずはオメガに持ち込んで修理できるか確認した
RADOは現在、SWATCHグループの一員となっているため、同じグループのオメガに持ち込んで修理できるかを確認してみることにしました。4年前の話になりますが、心斎橋のオメガにてこのゴールデンホースが修理できるか確認したところ、オメガでは修理できないので外部の業者に委託してくださいとお願いされました。
アンティーク時計を修理できる店探し
RADOの修理を請け負っているOMEGAに断られてしまったので、古い機械式時計を修理できる時計屋を探すことになりました。ネットで検索すると初代ゴールデンホースを修理しているお店は結構ありまして、とても悩ましかったのですが、下記2点に絞ってさがすことにしました。
- 大手で老舗
時計屋の相場が分からないので、老舗でずっとやっているお店を今後の参考価格に設定しようと考えました。また、今回のゴールデンホースは古い時計なので、老舗であればパーツを持っている可能性もあり、長くやっているお店にしました。 - パーツがなくても1から作ることができる技量がある
古い時計の場合、最悪パーツがないこともしばしば。パーツを1から作っていただけるところでないと修理することができない可能性があるため。 - 見積もり無料
見積もりするだけでウン万円など取られては困るので見積もり無料のお店に依頼することにしました。
五十君商店に見積もりを依頼しました
百貨店からも時計の修理を依頼されている実績をかって五十君商店に依頼することにしました。ホームページには見積もり無料と記載されていましたが場合により有料になることもあるとも書かれていたので、ゴールデンホースなのですが無料で見積もりしていただけますかと事前に確認したところ無料ですと回答をいただきました。
見積もりから修理までの流れ
電話で見積もりが無料であることを確認した上で、見積もりを依頼しました。するとすぐに五十君商店から時計のケースと送付状が送られてきました。
見積もりに出す時計をケースにいれてすぐに五十君商店に送付。Golden Horseの他にOmegaのSpeedmasterも一緒に送りました。
Speedmasterは定期的なオーバーホールを依頼。
2週間ほど経過し、見積もりが出てきました。あがってきた見積もり中身を確認して、修理をしていただくことに。
1ヶ月ほどして時計が帰ってきました。
厳重に梱包されています。
最初に送った時計ケースに時計はしまわれています。今回ベルトを交換したので、元々ついていたベルトも帰ってきました。
中身は時計2本と元々のベルト、修理明細。
ついに帰ってきましたよ!元気になって。
修理後のGorlden Horse
もともと付いていたベルトではなく、違うベルトに交換していただき、私が持っている復刻版Gorlden Horse(黒)のベルトと同じようなベルトになったので洋服によってGorlden Horseの黒か白を選べる環境になりました。
ちなみにベルトを選んで指示したのは夫。よく似たようなみつけたな~。ただし、安物のベルトなので、とても軽いです。
時計のベルト調整は以前購入した時計用のツールを使って夫が行ってくれました。
意外とこのツール、役に立っています。あればあるで便利ですが、たまにしか使わないので外注してもいいと思うんですけどね。
格好良くなりました!夫の祖父の形見なのですが夫はつけても似合わずで私が大切に使わせてもらっています。
RADOの時計を直したいという話をし始めてから5年ぐらい経過しましたが、漸くこの度普通に時を刻むようになりました。
オーバーホール後のSpeedmaster
ちょこちょことパーツを取り替えたオーバーホールでした。
普通に使えていたのですがオーバーホール後数ヶ月してゼンマイが切れたので、再修理となり1ヶ月ほど再度旅立ちましたが今はまだ無事に戻ってきております。
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