今まで夫も私も犬を飼ってきた経験はあったのですが、夫の場合オス犬を室内で飼育した経験がなく、私も同様だったのでオス犬ならではのマーキング行動にどう対応するかなど試行錯誤し続けた1年半でした。
オス犬を飼う際はマーキングがはじまる前に去勢手術をするのも一つだとは思いますが、生物として去勢するのは・・・という気持ちから我が家の犬は去勢をしていません(病気のリスクも承知しています)。
1年半を振り返って、最初から分かっていれば無駄に買わなくて済んだのに・・・と思った買い物もありましたので、無駄なく買い揃える方法をまとめておきます。
食器は首の負担を軽減してあげられるように
以前飼っていたヨーキーは歳を追うにつれて頭が垂れ下がってきました。首を下ろして食事を取ることが負担になるということから、いおたやミトには食器と頭がまっすぐになるようにして食事をだしています。
我が家で使っているのはREPLUS Meshidai。
プラの食器だとすぐに傷が入り、綺麗な状態が保てないので金属か陶器を選んでおくと長く使えます。災害時用にいおたを飼ってすぐに購入した金属用の食器も捨てずに置いています。
長毛犬を飼うなら水は給水器で
短毛種では水を皿で飲ませてもあまり気になりませんが、長毛種の場合は皿で水を飲むと毛がぬれてしまい、飲み終わったあとにしずくを撒き散らします。給水器で水をあげることで防ぐことができるので、長毛種を買う場合は必ず給水器も一緒に準備しましょう。
いおたの場合は、毛がぬれる以前に皿をひっくり返して水がのめない状態にしてしまった経験があり、結果的に長毛種でなくても給水器を使うほうがいいのかもしれません。
さらに、給水器はできればダブルのものを買うのがオススメ。ケージの中に入れたり、外に出したりを頻繁に繰り返すので、ケージ内外両方でのめる環境をはじめから作っておくとあとあと買いなおす必要がありません。
足の負担を考えて滑りにくい環境を
今の家に多いフローリングやクッションフロアは犬の関節に大敵です。踏ん張りの効かない床で生活させると膝蓋骨脱臼(パテラ)になりやすいので滑り止め対策を必ず行いましょう。以前飼っていた犬はそれが原因で後ろ足の両足を手術することになりました。
最初は安いタイルカーペットを敷いたのですが、これが大失敗。洗濯機で洗えるとの記載にひかれて購入したのですが、洗濯機であらうと毛玉ができ防水加工もなくなというトンデモなシロモノでした。また防水加工のせいか床ほどではないにしても滑っていたので、今は東リがだしているペット用のタイルカーペット「スマイフィールアタック260」を利用しています。
ケージは掃除しやすいものを選ぶ
生後1年前後でマーキング行為が始まります。それまではメス同様、しゃがんでおしっこをするのでうちの子は脚を上げておしっこしないんだわ~と思ってしまうのですが、マーキングはある日突然やってきます。
そそり立つもの全てがマーキング対象になるのでケージもその例外ではありません。掃除しやすい引き出し式のトレーになったケージ等発売されていますが、網そのものに引っ掛けるので、スライド部分に尿が入り込み、むしろ掃除しにくいのです。
サークルとトレーが完全に分離し、簡単に洗える仕組みのサークルを買っておくとメンテナンスも用意で、マーキングされたときも簡単に掃除が可能です。
トイレはマーキングを想定して購入しておく
最初はしゃがんでおしっこをするのでフラットなタイプのトイレを選んでしまうのですが、足を上げておしっこをすることを想定して、ペットシーツを壁のようにできるタイプのトイレをはじめから購入しておけば何個もトイレを買わなくて済みます。
小さい頃はペットシーツをおもちゃにして遊びたがるので、付属のメッシュトレーを使ってトイレマットをおもちゃにしないようにしておくのがよいです。また壁側にペットシーツを入れておく必要もありません。
マーキングしだすころにはペットシーツで遊ぶことはしなくなるので(しつけにもよりますが)メッシュトレーをはずし、底面・壁側両方にペットシーツを敷いて対応します。
ペットシーツはユニチャーム デオシートが最強!
トイレマットなんで尿を吸えばなんでも一緒!と思って一時期Amazonや楽天などで買える安いマットを購入していましたが、ユニチャームのデオシートを使って目からうろこが落ちました。
デオシートはまず吸収力が違う!安いシートは吸収が悪く、おしっこで足や体を汚すことが多かったのですが、デオシートはおしっこを瞬時に吸収してくれるのであまり汚れなくなりました。さらに、おしっこ後の臭いもぜんぜん違います。炭入りのシートを使っていた際は炭の香りで消臭するのかと思いきや、臭いが合わさって毒ガスのような臭いを漂わせていました。それが、無臭とまではいきませんが、近寄ればほんのりアンモニア臭がするなぁぐらいまで消臭してくれるシートなので今ではデオシート以外購入していません。
キャリーは普段使いできて掃除しやすいものを
動物病院に連れて行くときや、災害時に避難するときなどに利用するためのキャリー(クレーと)は必ず用意しておきたい。そして、クレートにすんなり入ってもらえるようにするために普段からいつでも出入り可能にしておくと、有事の際に無理やり入れて不安に陥る状態を防ぐことができます。
我が家では常時犬のスペースに設置しており、クレートを洞穴代わりに利用しているみたいです。普段利用している際は前面の扉をはずしています。家と思っている様子でこの中でおしっこをしたことはありません。万が一汚れた場合でも簡単に分解できるので洗いやすいのもポイント!
お出かけの際は扉を取り付けて給水器もつけて連れて行きます。
念のためにショルダー紐も購入しました。非難時に運ぶ際、手持ちではなくショルダー掛けできるほうが便利なので。
ベッドやブランケットは使い捨てられるものを
いおたもミトもファブリック製のベッドを置くと、ベッドとしても利用するのですが、おもちゃとして遊んでしまうこともありすでに2個廃棄しています。噛んで遊んでしまうので、捨てても惜しくない価格のものを購入しておくと悪くなったら気軽に交換することができます。
ブランケットも同様で、すでにいおたが小さい頃に購入したものは穴だらけ。人間用のものでも問題はないので、ボタンなど誤飲しては困るものが付いていなければ特別に用意する必要はありません。洗いやすくてダメになったら交換しやすいものがベスト。我が家では夏はタオルケット、冬はブランケットをキャリーに入れています。
散歩グッズは予防注射が終わってから買う
月齢の若い犬を飼い始めたときは予防注射がまだ終わっていないので、散歩に行くことができません。犬はすくすくと成長するので、散歩グッズ(ハーネスやリードなど)は散歩ができるようになってから買うのがベスト。
飼い始めたときは小さかったのに、散歩行く頃にはわりと大きくなって準備していたハーネスや首輪が使えないことも多いのです。
おもちゃは形状の違うものを数種類
おもちゃもすぐにボロボロになります。高いおもちゃを買っても使ってもらえないこともあります。また、この系統のおもちゃは好きだけどこれは嫌いというのもあるので、最初買うなら系統の違うものを2~3種類与えてあげると系統の違いで今後のおもちゃの買い方が決まってきます。
いおたもミトはどんなおもちゃでも遊ぶので何を買っても楽しいのですが、ズボンの切れ端を結んだだけのシンプルなおもちゃでよく遊んでいますので、おもちゃを敢えて買わなくても代替品はいくらでも存在します。古いぬいぐるみを与えても可能です。ただし注意するポイントとしてはぬいぐるみの目などに使われているプラなどのパーツは誤飲する恐れがあるので、与えるときは誤飲しそうなパーツを取り除いておくこと。
質と価格のバランスが取れたものを選ぶ
おもちゃなどの消耗品はさておき、長く使うケージや食器などは100円均一などで販売されているものはやはり質が悪く結果すぐに買い換える羽目になります。犬が安心して暮らすためにも長く使えて、質・価格ともにバランスの取れたものを選んでおくと犬は使いやすく、飼い主はメンテナンスがしやすいので結果長持ちして無駄に買いなおさなくて済みます。
また、犬を飼う=糞尿・食事で汚れる・対象物を選ばず噛むことを想定して選ぶことも大切です。
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