この家に引っ越す前に内覧した際、いたる場所にクロスの糊の拭き残しが多く見られました。入居前にクロス業者に不動産業者から掃除のやりなおしをして頂きましたが、まだちらほら残っていました。クロスの糊のやっかいなところは、掃除してすぐは取れたように見えることで、数ヶ月すると乾燥して糊が浮き上がってきます。職人さんたちは「糊の花」が咲いていると表現される方もいます。
上手な職人さんであればあるほど、そもそも壁紙を貼る際に糊で他の部分をなるべく汚さないように作業するので結果的に糊の花も少ないですが、ヘタな職人が貼れば貼るほど糊の花も多く拭き残しも多く見受けられます。新築のおうちであれば、販売業者を通じて掃除のし直しを依頼してください。クロスの糊の掃除はかなり面倒です。賃貸でも入居前に見つけたら、必ず掃除を約束しておくことが重要です。入居後も対応してもらえるようにしておくとベスト。
本来であれば、再々施工をしてもらっても良かったのですが、1度で綺麗に落とせない職人もどきに何度来て貰っても時間の無駄なので自分で掃除しました。特に賃貸の場合、大家さんが自分で住むわけでもないため作業も確認も適当なことが多いです。
クロスの糊残りはこんな感じ
白いフワフワしたものが浮き上がっています。これ、糊の花って言われてるんですよ。湿気を含んだ手で触るとネトネトするのが特徴的です。
クロスを貼る際に養生が不十分だったり、貼った後の掃除が足りないと発生します。
床にまでついてるってどんだけ雑な仕事したんやろね~!
クロスの糊は大量の水で落とす
クロスの糊は雑巾で拭くと糊の面積を伸ばしてしまうだけになるので、大量の水を使ってスポンジでしっかりとこすりとる必要があります。
用意するもの
- バケツ2個
- スポンジ
- 雑巾
汚れた水やスポンジ・雑巾で作業するとクロスや床に汚れが付着するので、綺麗なものを用意してください。
掃除の仕方
1個のバケツに綺麗な水を入れ、スポンジを浸します。
たくさんの水を含んだスポンジでクロスの糊を含み取るようにこそいでいきます。
水がボタボタこぼれますので雑巾で水を吸います。吸った水分はもう1個のバケツに絞ります。なんどか繰り返し行います。
床も同様に、大量の水で洗い落とします。
雑巾で糊を含んだ水分を吸います。
糊の成分が残らないようにしないと、汚れの範囲が広がり乾いたら糊の花が発生します…
悪質な業者にご注意
実は不動産屋経由で掃除のやり直しを依頼させたところ、床材や幅木のコーティング剥がれなので掃除では取れませんという言い訳をしてきました。あまりにも頭にきたので、こちらがクロス屋を手配してクリーニングを依頼しますのでその分を請求しますと伝えたところしぶしぶ言い訳を撤回して再作業を行ったという経緯があります。
関西では阪神大震災以降、職人が不足したため職人とは言えないような方々が増えました。それはクロス屋だけでなくこの業界全般的な問題となっています。プロとしてしっかり仕事をされている方であれば前述のようなあり得ない言い訳をせずすぐに再施工しにくるはずです。消費者側も行って貰う作業の内容をある程度理解しておかなければ悪質な業者は見抜けないので、言い含められない程度には知識を持っておくことが大切です。
コメント 内容についての質問はコメントでお願いします。
はじめまして。
我が家も回り縁などの部分にクロスの糊が酷くて困っていました。
掃除方法参考にさせて頂きます。
こんにちは
ノリの量が多い場合は何度も繰り返して作業するしかありません。
水で落としてふき取る以外の近道がないので頑張ってくださいね。