今年1年のイベント(母の日・父の日・誕生日)をそれぞれ細かくお渡しするより、一つにまとめて大きなものを差し上げる方がよいのではないかという結論に達したため、義実家に新しいテレビをプレゼントしました。
というのも、義理父は朝型人間、一方義母は超夜型人間なため、義実家には寝静まっている時間という時間が1日通してほとんどありません。起きている間はTVをずっとつけているため、1日大体20時間ほどは利用しているとのこと。でも利用しているテレビはなんと電力消費量の高いプラズマテレビ。毎月電気代が1万円を軽くオーバーするというのも頷けます。勿論テレビだけが原因ではありませんが、プラズマテレビでの長時間の視聴は電気をかなり消費します。
プラズマテレビの利点と欠点
プラズマテレビは動きに強く、スポーツ観戦に最適のテレビで、角度切れにも強かったため根強い人気がありました。ただし、欠点としては高解像度にできなかった・消費電力が液晶に比べるとかなり多いことから徐々に敬遠されていきました。そして、2015年唯一のメーカーPanasonicも生産を中止し、現在では新しいプラズマテレビを購入することはできません。
義実家はスポーツ観戦はするけれども、それ以上に電気代が減る方がよいとのことでした。液晶テレビ自体も、開発当初問題だった応答速度の遅さや角度切れを解消し今ではじっくりみないと気にならない程度にスポーツ観戦も楽しめるシロモノになってきたので液晶テレビをプレゼントさせて頂いたのです。
VIERA TH-P42G1の消費電力
今まで利用していたプラズマテレビはPanasonic VIERA TH-P42G1。
2009年発売モデルですが消費電力はなんと477W。このテレビを付けているだけで冬は暖房器具がいらないんじゃないかというぐらい発熱量も凄かったのです。関西電力の従量電灯Aで電気代を計算してみると・・・?
477WをkWに換算して0.477kW
利用する時間は20時間だから0.477kW×20時間=9.54kW
30日利用すると9.54kW×30日=286.2kW分の電気を利用しています。仮に家でテレビのみしか使っていないと仮定して計算したとしても、373円(15kWまで)+2397円(15~120kW)+4863円(120~286.2)=7633円。
(参照)従量電灯Aの料金表
AQUOS LC-40W20
今回プレゼントしたのはSHARP AQUOS LC-40W20。ホンハイに買収されることが決まっており、先行き不透明なためかSONYやPanasonicより同じ機能でも安くなっています。
このテレビの消費電力はなんとたったの82W。液晶のバックライトがLEDになったため、旧来の液晶テレビよりもさらに省エネ化が進んでいます。プラズマテレビと同様に1ヶ月の電気代を計算してみると?
82WをkWに換算して0.082kW
利用する時間は20時間だから0.082kW×20時間=1.64kW
30日利用すると1.64kW×30日=49.2kW分の電気を利用しています。従量電灯Aのプランで計算すると、373円(15kWまで)+781円(15~49.2kW)=1154円。
電気代の差額でテレビが買える!
なんとプラズマテレビと液晶テレビの電気代の差額は6479円になります。これが年間となると77,748円となりこのテレビが買えるどころか録画のためのHDDもセットで購入できる金額が出てきます。
もともと使っていたPanasonic VIERA TH-P42G1には録画機能はついていませんでしたが、SHARP AQUOS LC-40W20は裏番組録画もできる機能までついています。画面サイズは42インチから40インチと少し小さくなりましたが、1年使えば電気代でこのテレビが生まれてくると思うと、プラズマテレビを使い続けるのはとても勿体ない。
しかも、2年目以降はまるまるこの電気代がプラスに転じるので、意識せず節約に繋がります。義実家のように20時間も利用しているご家庭は少ないかも知れませんが、15時間程度利用しているご家庭はざらにあるのではないでしょうか?一度電気代を計算されるといいかもしれません。
(2016/9/11 追記)先日義実家に行った際、電気代下がりました?と訊いてみたところ、ほぼ試算通り5,000~6,000円ぐらい下がっているそう。特に夏場は効果覿面で、プラズマテレビからの発熱が無くなったので冷房も効きやすくなったのだとか。プラズマテレビからの置き換えは真剣に考える価値がありました!
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