今月の水道の検針票を確認すると水道代がいつもの1.5倍に跳ね上がっていました。家族が増えたわけでも、水道代が跳ね上がるようなことをしたわけでもなかったので、もしかして水が漏れているのではないだろうかと行き当たりました。
水道だけでなく、電気やガスも普段より明らかに使用量が増えた場合は一度漏電等を疑うべきですし、少なくとも1年ぐらいの検針票が手元に置いておくことをお勧めします。
漏水の調べ方
まずは家じゅうの蛇口をしっかり閉じて、水を使っていない状態にします。この段階でポタポタと蛇口から水が落ちているようであればまずはそのポタポタを修理しましょう。
次に、水道のメーターを確認します。メーターを見て明らかにぐるぐる回るようであればかなりの水漏れを起こしていますが、そんな状態であれば悲惨なことになっているのですぐに発覚するだろうと思います。普通はどこかちょろちょろ漏れていることが多いので、メーターの下側にあるパイロットがくるくる回っていないかを確認します。
パイロットが回っている場合、どこかで水漏れを起こしています。
素人でも見つけられる方法としては、蛇口に耳を当てて「シュー」と水の出る音がしているかを確認する方法があります。水が漏れていなければ一切音はでませんが、漏れている場合は「シュー」という音が聞こえる場合があります。耳を当てやすい場所であれば直接耳をあてて確認すればよいですが、そうれなければ工具の聴診器「サウンドスコープ」を利用すると簡単に音をきくことができます。
立水栓が漏水していました
築25年超の住宅なのでどこがもれてもおかしくなかったのですが、数か月前に洗濯機用蛇口の交換と立水栓の交換を行ったのでまずはそちらから確認してみることにしました。
すると、庭の立水栓から「シュー」という音が。立水栓を掘り起こして、根本を仮止めしたところ収まったので立水栓か蛇口の問題というところまで行き着きました。結果、立水栓とパイプの接合部分に噛ますパッキンが合ったモノではないものが使われていたために漏れていました。立水栓を掘り起こして、パッキンを正しいものに変えたところ漏水はなくなりました。
高額であれば水道局に相談を
漏水であれば水道料金は戻ってきます。ただし、漏水の確認と修繕は市町村が認めた水道工事業者を利用しなければならない規則があるため、まずは水道局に確認を行いましょう。今回、自分で作業を行ったのは返金してもらえそうな額が業者に支払う額よりも少額になると判断したため自分で処理を行いました。
今回の漏水は滲む程度だったので水道代も1.5倍程度で済んでいますが、本格的な漏水の場合は払えないような金額になっている場合も多いため、ほとんどの場合は水道局に相談する形になるだろうと思われます。詳細は各市町村の水道局によって異なりますので、自分がお住まいの水道局の漏水対策を事前に調べておくといざというときに慌てずに済みます。
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