一人暮らしをはじめるときに母から半押しつけのようにもらったアイロンを使い続けていましたが、遂に温度が上がらなくなり、蒸気もあまりちゃんとでない状態になってしまったので買い換えを決意して早1ヶ月。遂にアイロンを買い換えました。
遂に壊れた21歳のアイロン
1997年当時はコードレスアイロンを持っているとなかなかやるじゃん!的な位置づけのアイロンだった記憶があります。このアイロンもカタログギフトでもらったんじゃないかなぁ。「左利きだからお母さんはコードレスがいいの!」とか言っていた割に、もらってすぐ1回だけ使ってしっくりこなかったのかしまい込まれていたのです。そして私が一人暮らしをするときに半強制的にもたされたのでした。
個人的につらかったのはカラーがピンクってとこ・・・インテリアをぶち壊すカラー過ぎて。いずれ買い換えようと思いつつ、アイロンは単純構造だからなかなか壊れなくてやっと買い換えです。
アイロンの温度があがらなくなってしまったのです。スチームもちゃんとでない状態になっていましたし。この状態だといくら頑張っても全然しわが伸びない・・・
A-LT4は今はなき三洋電機製。まさか21年も使われるとはこのアイロンも思っていなかったでしょう。全く使わない時期も数年ありましたけれど。
コードレスはコードが邪魔にならないのは大変いいところなのですが、定期的にスタンドに立てて蓄熱せねばならず、待つのが嫌いな私はそれが非常に鬱陶しかったのです。このスタンドをアイロン台に置いておかなければならないのも邪魔で仕方なくて・・・
アイロン買い換えに悩んだ3つの項目
前置きはさておき、アイロンを買い換えるに当たって悩んだ3ポイントをまとめておきます。
コード有りかコードレスか
コード有りとコードレスのメリットデメリットは相反するところがあり、アイロンに何を求めるかでコード有りがいいのか無しがいいのかが決まります。
コード有り | コードレス | |
自由度 | 低い | 高い |
熱の持続度 | 持続 | 定期的な蓄熱 |
スチームの強さ | 強い | 弱い |
本体の重さ | 重い | 軽い |
※本体の重さは同メーカー最上位モデル同士で比較
私の場合、熱の持続度とスチームの強さ、本体の重みが欲しかったのでコード有りを選択しました。
かけ面の素材
アイロンのかけ面の素材は大体3種類ですが、Panasonicのコードレスにはニッケルコーティング(ミラーマジ軽と呼称)のアイロンも存在します。
- セラミック系
耐久性とすべりやすさに優れる - チタン系
耐久性とすべりやすさ、コストのバランスがよい - フッ素系
フッ素コートを施したもので滑りがあまりよくなく、傷が入りやすい - ニッケルコーティング(Panasonicのみ)
セラミック素材を超える滑らかさ
アイロンは構造があまり複雑ではなく、壊れにくい家電なのでかけ面の耐久性の高いセラミック系を選ぶことにしました。長く使えて頻繁に使う物はいいものを買うに限ります。
メーカーをどうするか
コード有り、かけ面セラミック、スチーム付き高出力アイロンという項目を満たす製品を販売しているのはPanasonicかティファールしかないのです。国内でまともに白物家電を作り続けているのはPanasonicしかないのですね、残念ながら。
Panasonic
Panasonicで項目を満たすのは1種類だけ。2010年発売の品だがそれ以降、新型番が出ていない。それだけできあがっているのか、最早開発する気がないのかは不明ですが、兎に角見た目の格好良さはズバぬけています。かけ面は木の葉型なので、好みが分かれるポイントの一つ。
ティファール
旧製品を省けば2種類販売されている。従来のアイロンのかけ面の形に近く、木の葉型が嫌いな場合はT-FALを選択するしかない。またT-FAL独特のカラーを気にするかどうかもポイントかもしれない。ポップなカラーが好きな人はいいけれど、この独特の色味が最早毒々しく感じてしまう。
仕様でみるだけではどちらを選んでいいのかわからなかったので実際のアイロンをさわりに行きました。
ティファールは持ち手の位置が悪いのか、重量バランスが悪く、Panasonicのアイロンより0.1kg軽いにも関わらず実際試してみると重く感じたので、Panasonicを選ぶことにしました。見た目勝負だけでも十分Panasonicが勝利を納めているのですけれど、使い勝手も日本人に合っているのはPanasonicなのかもしれません。
購入したNI-W550-Sを開封
昔の家電は箱もかなりゴージャスに作られていましたが、最近は段ボールにプリントしただけの簡易的な物になってきましたね。どうせ箱は速攻捨てるからこれで十分!
早速本体を取り出してみました。1.4kgあるのでわりとずっしりきます。アイロンはある程度重みがある方がさっさと済むので助かります。握りやすく作られているので、握っているときのストレスはほとんど感じません。
スチーム用の水注ぎ口。カップが着脱式になってくれてればよかったんですけどね。唯一の残念ポイント。注ぎ口も小さいので、計量カップなどで注がないとこぼれます。
スチームの穴が非常に多いので、スチーム量が多く、一気にしわ伸ばしが出来てアイロンの時短に繋がりそう!
ついでに専用あて布も購入
いままで適当なあて布でアイロンしてきましたが、専用のあて布の実力ってどんなもんなの?と思い購入してみました。耐熱性・防炎性に優れたポリアミド系繊維だそうです。
スチームをしっかり通すので、スチームアイロンにぴったりだそうな。
キッチンでつかう布巾2枚分ぐらいの大きさです。個人的にはもう少し大きくてもよかったかな~。
早速NI-W550-Sを使ってみた
三洋電機製A-LT4が壊れていたということもありますが、15年の技術革新はめざましい物がありますね。
シワの伸びが早い、そして綺麗に仕上がります。木の葉型は慣れが必要ですがそのうち使っている間になれるでしょう。滑りもよくてするする~っとアイロン作業が終わります。今までのアイロン作業時間の7割ぐらいでアイロンがけが終わるので、技術革新のおかげで家事の時短につながりました。
パワーの強さ・スチーム力・温度の持続が大事ってことですね。
コードのフレキシブルさがスゴイ
コードのあるアイロンを久しぶりに使いましたが、コードを感じさせないぐらい自由にくるくる動いてくれます。右利きの人は右のコンセントにコードを繋いでおけば邪魔に感じずにアイロンがけができるので、コードレスからの乗り換えでもストレスをほとんど感じません。
立ってアイロンを掛けているのでコードの重みが気になったのですが、ちょうどすぐそばにカーテンフックがあったので、コードを一度そちらに経由して使うようにしたところ重さも気にならなくなりました。
スチーム量が多い
兎に角スチーム量が多いので、深いしわ部分も大量噴射することで一気にしわ伸ばしが出来ます。勿論スチーム量はボタン一つで調整できるのでスチームがあまり必要でない場合は絞ることができます。
全てのボタンが物理ボタン
NI-W550-Sは最近の家電に多い操作パネルがシートスイッチ方式ではなく物理ボタンなので長く使ってもシートが破れて汚くなることもない安心感があります。長く使えるだろう物はシートスイッチ式を是非ともやめてほしいなと思うのです。
本体は使えるのにスイッチ部分が壊れて使えないとか目も当てられないですよね。
残念なのは水タンクの構造
買う前から使いにくいかもとは想定していましたが、水を注ぎにくい、排水もしづらい構造で、タンクを取り外しできる構造にしておいてくれればよかったのにな~と思います。このアイロンの唯一残念なところはこのタンク部分の構造だけ。
オブジェとして置いたままにできる
今まではピンクのアイロンがイヤで、アイロンが終わる度に冷めるのを待って収納に片づけていましたが、このアイロンは個人的にデザインもスゴク好きなので、アイロン台に置いたままにしています。
出したままにできるのはオブジェとしても成立してくれるデザインならでは。当て布はその隣の穴に掛けています。すぐに掛けられて必要な物がすぐに取り出せるを実現できました。何よりの時短はこの状態を作り出せたことかもしれません。
大嫌いだったアイロン作業がちょっぴり好きになりました。見た目が良くてすぐに作業に取りかかれるという心の障壁を取り除くだけ、ずいぶん心持ちがかわるものです。
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