子宮全摘にするか筋腫核出術にするか最後の最後まで悩んだあげく、子宮筋腫核出術をチョイスしました。子供を産むつもりはないし、生理も面倒クサイけど、でも自分の臓器がなくなることにどうしても違和感があって残そうと決めました。
入院して2週間、漸く退院してきました。入院中に書き進めていこうと思っていたのですがあまり体調が良くなかったこともあり今日から少しずつ子宮筋腫の手術記録を残していきます。
子宮筋腫核出術の手術前日に入院
入院は手術の前日。新型コロナの影響で2週間前から朝晩の体温や体調の調査シートを記入して持って行く必要があり、それがほんっと大変でした。入院当日も肺のCTを撮って新型コロナに感染していないであろうことを確認してからの入院になりました。(ちなみに肺に影がある場合PCR検査で陰性を確認してからの入院になるそうな)
入院してまず行ったのはベッド周りを使いやすくすること。今回手術で数日あまり動けないことも加味して環境作りを行いました。入院すると生活する場所にもなるのでこの環境作りは大切なんです。
ベッド作りが一段落してから、翌日受ける手術の内容を理解しているかの確認や手術の流れの説明を看護師から受け、麻酔科の医師との面談があり、日中は慌ただしく時間が過ぎ去っていきました。手術で使うため太い針を血管に入れなければならなかったのですが、手術までプレドニンを使ってたこともあって、血管ボロボロで4回目にしてルート確保成功。おかげで今も腕は青あざだらけです。
昼過ぎに翌日便をスムーズに出すためセンノシドを飲んだので、翌朝までずっとお腹がゴロゴロしていましたが、結局ちゃんと出なかったの…なにげに不快でした。
夜中0時から絶食、翌朝7時からは絶飲になるので夕飯はしっかり食べて、朝まで水分補給を多めに行いました。緊張して喉が渇いたのもありました。
子宮筋腫核出術の手術当日
朝起きて7時まで水分補給を行い、7時からは絶飲絶食。朝一の手術なので空腹時間が短く済んだのはほんと良かった…9時半に手術室へ向かうまでに浣腸を済ませ(相変わらず浣腸はほんっと苦手。第一波が我慢できないんですよ…)、入院日に渡された手術着と圧着靴下を履いて準備。
手術着は貸出でした。病院によっては手術用の浴衣を用意しなければならないところもあるので助かりました。1回しか使わないモノにお金払いたくないし!
肺塞栓症防止のための着圧ソックス。このあと、つま先をソックスで隠す修正をされました(笑)。
9時半になって看護師さんと共に歩いて手術室に向かいました。手術室まで自分で歩いて向かうパターンは初めて。この辺の流れは病院によってまちまちです。
手術室に入り、自分の名前、どこを手術するかを自分で言ったあと、ベッドに寝転がりました。手術室の麻酔科の医師や看護師が手早く管を繋ぎます。少し話しをして、点滴から麻酔を入れました。血管が痺れるぅ!と思ったのを最後に意識が吹っ飛びました。
手術時間は2時間。手術室で麻酔が覚まされ、ほわんほわんとした状態で取りだした30個の子宮筋腫たちを横目に見せて貰いました。「ゴロゴロあるやんけ!」という記憶を片隅にまた眠ってしまったみたい。
次に気づいたときは病室でした。尿道カテーテルが入れられ、心電図と酸素飽和度をモニタリングされ、酸素マスクを付けて戻ってきました。こまめに看護師さんが病室にきて世話をしてくれまして、夕方ぐらいには酸素マスクが外れました。
痛みの管理は自分任せです。PCAポンプというものを用いて痛くなったらポンプをプッシュすることで痛み止めが点滴に流れ込んでいく仕組みになっています。30分に1度流せるので手術日当日は30分ごとに押してました。
というのも、痛いのはまだ我慢できるんだけど眠れないんです。痛み止めを流すとほんのり眠れるので夜中はどちらかというと寝るために使っていたような感じでした。
意外とこのボタンが固くて、ちゃんと押せてないこともあって「なんでこんなに痛いんや?」と思って押しなおしたら痛みが治まっていったということも何度かあったのでもうちょっと押しやすかったらいいのになぁ。
足にはポンプが付けられ身動きが全く取れない状態ですごしました。ポンプは定期的に足に圧力をかけ、血流をよくして血管が詰まらないようにするためのもの。おかげさまで塞栓を起こすこともありませんでした。
18時過ぎになるとちょっと余裕が出たのかTweetしてます。
20時過ぎには夜の薬を飲むために飲水もOKになりました。1日飲めないかと思っていたのでちょっと驚き!歯磨きもベッド上でさせてくれました。
手術当日は痛みに耐えながら仰向けのまま過ごしました。痛み止めを定期的に流し込んでいたのでたくさんの医師や看護師さんが来てくれたのは朧気に覚えていますが、あまり細かいことは覚えていません。
今回新型コロナの影響で家族の立ち会いなし。なので直前に夫と少しだけ電話で話してから手術室に向かいました。手術後の説明は執刀医から夫に電話で行われました。やっぱり家族にあえないっていうのは心細いものですね。
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