昨日の記事で、発達障害であろうことは十数年前ほど前から気づいていたとお話ししましたが、実は35歳ぐらいの時に一度診断を受けてみようと思ったことがありました。いい加減不妊治療を考えないといけない最終段階な年齢に差し掛かってきていたこともありましたし、自分のことを知っておくのは大事だと思って…
大人の発達障害を診察してくれる病院がない!
鬱になった時の精神病院はすでに卒業して長かったので1から病院を探すことになりました。もともとは大阪に住んでいましたが、結婚して兵庫県に移り住んだので兵庫で探すことにしたのです。
35歳当時からあまり情報は変わっていませんが、一応兵庫県が発達障害を診察してくれるであろう病院を公開してくれています。この数年でだいぶ増えた印象です。35歳のときは私が行けそう範囲のところでは3病院ぐらいしかありませんでした。
なので、大阪にも枠を広げて6病院ぐらい相談したんですが、全部窓口で断られました。電話してる限り困っておられるようにお見受けしないんですがって…
医者でもない人に断られて心おれました!
35歳のときはもう諦めました。個人的には職も定着しないし困ってるけど、病院側に困ってないと言われたらもうどうしようもないですもの。そのまま放置し続けたんです。というか、するほかなかったとしか言いようがないんですけどね。
今でもかなり診断まではハードルが高い
42歳になってやっと発達障害の診断がでました。でも、まっすぐなルートで発達障害を診断してくださいと正面から門をたたいた病院はやっぱり全部断られました。前当たった病院とは違う病院も当たったのですが、どこもいっぱいで新患を受け入れられる余裕がないとか、あなたは違うんじゃないですかとか(社会人経験あればなんとか電話ぐらいできるでしょ、あらかじめ練習してから電話してるし…)。
10人に1人は発達障害の疑いありともいわれてますしね…
難治性喘息などを抱え体の調子もあまりよくなくて、さすがに体力だけで発達障害を抱えて乗り切ることが難しくなってきていたので、なんとか社会的なフォローを受けたかったのですが、またしてもダメだったのです。
診断にありつけたのは別ルートから
私の場合、診断にありつけたのは子宮筋腫→腸閉塞手術後に使い始めたレルミナで強烈な鬱に陥ったこと。これで精神科の受診が必須になったからがきっかけでした。その受診の際に発達障害があるんじゃないかと思っていますと相談したところ、簡単な心理テストから始まり、結果WAISを受け広汎性発達障害(ASD+ADHD)と双極性障害と診断されました。
私の場合、双極性障害ですが、躁にふるのはほんの瞬間的な一瞬の状態が多く、多くの場合が低調に振ってて気づきにくい様子。特にレルミナでは大きく鬱に振ったので、婦人科の経験のない先生に診てもらっていたらまた鬱の治療のままだったかもしれません。
今は合う薬を飲んで、落ち着いて生活できるようになっています。月経が続く限り私はこの特性だけでなくPMSと体調不良にも大きく振り回されることになるので、治療はきっちり続けます。
まさか、こんなルートで診断がつくとは思わなかったのですがWAISを受けて、そして発達障害の判断がついて自分の弱み強みははっきりわかったので、ちょっと生きやすくなりました。できないものは助けてもらえるようにしようと思えるようになったのはデカイです。
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