20代のころから右目の下あたりにシミがあったのですが、年を追うにすれてどんどん濃く大きくなってきました。最初はコンシーラーなどで隠れていたのですが最近では何をしても隠れなくなってきたのでいよいよレーザー治療でもしようかなと思い始めたのが数年前。ここ1年でさらに大きく濃くなってきたので焦り始めていました。
レーザー治療はここ10年でずいぶん金額も下がりましたし、レーザー治療を行っているクリニックも増えてきましたので治療へのハードルはずいぶん下がりました。それでも顔を触ることになるので信頼できそうなお医者さん選びからまずはスタート。
形成外科専門医で患者数の多いクリニックを選ぶ
本当は高須クリニックでやってみたかったのですが、片田舎に住んでいるのでなかなか都会まで出て行くのが大変で諦めました。基本的に形成外科の分類に属するので、形成外科の専門医をお持ちの先生だときちんとこの分野のことをお勉強されているということなのでまずは目安にして探しました。レーザー学会もあるので、そちらも参考にするとよいかもしれません。(そもそも日本の専門医システムはあまりアテになりませんが・・・)
そして、外科手術のウマイヘタは結局どれだけの治療を行ったかという回数による物も大きいので、患者数の多いクリニックを選んでおくと基本的に間違いは少ないと思っています。(これは外科の先生とお話すると誰もがやった回数だけうまくなるもんですと回答してくる)
今回選んだ病院は皮膚科併設の病院で患者数も多く、予約もなかなか取れにくかったので患者が多いだろうと判断。まずは皮膚科で受診してどんな先生か、中はどんな感じなのかを確認した上で決めました。
まずはシミの判断と治療の流れの説明
皮膚科で診断を受けた段階で老人性色素斑だと説明を受けました。老人性っていうネーミングがすごく年齢を感じさせますね。40歳にもなればそりゃ加齢によるなにがしも色々出てきますわね。
右目の下のシミが大きく目立っていますが、それ以外にもちらほらしみがありまして、顔全体的にシミの多い顔なのです。ですので、レーザーフェイシャルとケミカルピーリング+イオン導入がいいでしょうということになりました。
まじまじと写真をみるとホント大きなシミの他にも小さなシミが点在しています。
学生時代に水泳やソフトボールをしていたので仕方ないですね。当時は今ほどUVケアにうるさくない時代でしたし、私の世代は結構日焼けしながら部活をしていた子も多かったので同じようにレーザー治療している人が多いのかもしれません。
レーザーフェイシャル
アレキサンドライトレーザーを顔全体に照射する治療。シミ治療のしくみは、メラニンに反応するレーザーを照射して沈着したメラニンを破壊し、マクロファージが破壊されたメラニン色素を食べてくれることでシミが改善されるという流れなのだそう。顔全体に照射することで沈着したメラニンが破壊され、マクロファージの大活躍により薄いシミは簡単に消えてくれるということになります。
メラニンの沈着が深い部分は何度か繰り返すことで取れてくるようですが、回数を重ねても取り切れない場合もあるそうで。話を総合すれば薄いシミのうちにさっさとやっつけてしまえということですね。10年前ぐらいから行きたいな~と思っていたのでその頃ささっとやっていれば良かったのかもしれません。
メラニン色素が反応することでしみ、くすみ、そばかす等の改善や顔全体の美白につながるだけでなく、他にも効果があるらしいのです。毛にも反応するので脱毛効果、毛穴の引締め、吹き出物の改善も期待できるため全体的に肌のトーンもさがり、きめ細かな、くすみの少ない肌になるのだとか。
ケミカルピーリング+イオン導入
メラニンを壊しても、またメラニン色素が沈着してしまうのを防ぐためにビタミンC誘導体を使ってメラニン色素の生成を防いであげることでレーザーフェイシャルの効果を高めようという治療。
ビタミンC導入剤をただ塗っても本来必要な場所に届かないのでケミカルピーリングを行って肌のバリアを一度剥がし、イオン導入することでしっかりと届かせるのです。その際、ビタミンCだけでなく、トラネキサム酸・アミノ酸も一緒に入れて肝斑対策としみ、くすみのみならず毛穴、小じわ、たるみなど皮膚のトラブルを総合的にケアしちゃいましょうという流れになりました。
レーザー治療をして2週間以内に行うと非常に効果的らしいので1週間後に行うことにしました。
表皮があれば有効成分がほとんど届かないという説明をきいて思ったのは、高価な化粧品をいくら塗りたくってもほとんど届かないのであればやっぱり普段の手入れはワセリンを塗って、UVカットするぐらいで十分ってことじゃないの?ということ。
手入れはシンプルでいいや~と再確認致しました。
まずは顔全体にレーザーを照射
治療時間は大体20分ぐらい。右側のおでこからちょっとずつレーザーを当てていきました。目とその周りだけはレーザーを打てませんが、それ以外の顔全体にバチンバチンとレーザーを当てていきました。さらにシミが目立つ部分はレーザーの打ち方を変えてしみをレーザーで塗りつぶすような感じで二度打ちしました。
シミのない部分は小さな針がピピっと飛んできた感じぐらいでそんなに痛くないのですが、色素の濃い部分(特に右目下)は目端に涙が浮かぶぐらいバチバチと痛かったです。無理矢理やけどを作っているようなものなので照射後4時間ほど経過しましたが、右目下はまだジワジワと痛い感覚が続いています(我慢できないほどではありません)。
照射後は冷たいタオルで顔全体を10分ほど冷やして終了。その後、薬を塗布してもらい帰宅しました。
帰宅後、一番目立つ右目下を撮影したところメラニン色素の濃い部分がかなり暗い色に変色しています。この部分はたぶんかさぶたになるだろうけれどムリに剥がさないでねとの指示有り。
朝・夕塗布のビタミンCローションとシミ部分にのみ塗布する夕塗布のハイドロキノンをもらって帰ってきました。
当面毎日このシミの写真を撮って観察してみようと思っています。
3/11の様子
赤味を帯びていますが、カサブタのようなものはほぼとれました。
ここからどんどん赤い色も落ち着いてきましたが、シミが全面的に消えるというわけではありませんでした。
10/22のシミの様子
ちなみに10月の様子。レーザー前から比べるとかなり薄くなりました。さすがにかなり大きなシミだったので1回では消えてくれませんでした。
レーザーフェイシャル料金内訳
大都会ではないですがそこそこ都会な駅チカにあるクリニックの料金。良心的な金額体系ではないでしょうか。すべて自費なのでクリニックによって金額は大きく異なります。
- 初診料 3,240円
- レーザーフェイシャル 21,600円
- ビタミンCローション 3,240円
- ハイドロキノン 2,700円
合計30,780円でした。次回のケミカルピーリング+イオン導入は22,000円ぐらいだと聞いたので、1クールで5万円ちょっと・・・シミが薄くなってもういいやと思えばこれ1回で済みますが、もっと消したい綺麗になりたいと思えばこのクールを何度も繰り返すそうな。
高額な基礎化粧品を使うぐらいならこのクールを繰り返す方がいいと思いますが、普段からほとんど何もしないズボラ女はシミが適度に化粧で隠れてくれるレベルにおさまってくれれば満足なのでこの1回でとりあえず様子を見る方向性になると思います。
で、この美容のお金はどこから捻出したかと申しますと・・・
しみとりしたいけど高いな~・・・。
ホワイトデーのプレゼントにするわ~。
という鶴の一声で決まりました。ありがとう、夫!
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