もうすぐ春、新生活スタートの季節がやってきます。20年で賃貸物件を7件も渡り歩き、勝手に賃貸物件エキスパートを自負しておりますが、家の中は完璧でも危ない物件は数多く存在するので安全な物件の選び方に焦点を当ててみることにします。
物件紹介のページには駅近、閑静などのうたい文句は書かれていますが、周囲の環境についてしっかりと紹介されていることは少ないです。しかし、生活する上でまず大切なのは安心・安全だということを忘れてはなりません。
物件は夜も見てみよう
物件を決める前に必ずしておきたいのは夜の雰囲気も確認しておくこと。駅から物件までのルートを実際歩いてみて暗くないか、騒がしくないか、信号や看板などで部屋がまぶしくないかをみておくことは大切です。
昼は静かでも夜はうるさかった、思っていた以上に明るくて鬱陶しかったなど昼間のチェックだけでは見えない部分が見えてきます。
不動産屋に一度物件を案内してもらったあと、再度自分で出向くことが大切。また業者はいいことしかいわないので、夜、冷静に外からでも物件を眺めることで自分にあった物件かを冷静に考えることもできます。
ごみステーションは住人マナーが分かる
ゴミの捨て方で住人のモラル・マナーレベルが分かります。ごみステーションにゴミが残っておらず、綺麗に清掃されしっかりと管理されている場合、常識的な方が多いと判断できます。管理人がしっかりと仕事をしてくれている場所は基本的に安全性が高い物件が多いです。それだけうるさいので、住人もちゃんとしています。
ごみステーションがあれている場合は要注意。ルールに従って捨てられない人が住んでおりモラルの低い地域だと考えられます。また片づける方もいないため、荒れやすい(割れ窓理論)場所になるため、安全性も欠けるのです。
その他、たばこのポイ捨てやペットボトルなど飲料の放置が目立つ地域はトラブルも多くなりがちなので、避けた方が無難です。
駐輪場・駐車の自転車や車をチェック
乗り物を見るとある程度住んでいる人が想像できます。自転車に子供用の椅子がついていれば、小さな子供がいる物件なのだ、とか、自転車に駅前駐輪場の管理シールが貼られていれば通勤・通学されている方がいるなど考えられるわけです。乗っている自転車で年齢層もある程度把握できます。
自転車よりも車やバイクの方がよりわかりやすいですが、特に注意したいのは止まっている車。やんちゃ系な改造車があれば要注意。改造が好きなだけな人もいますが、穏やかに暮らしたい場合は避けた方が無難な物件です。
外的要因はなかなか変えられないことをお忘れなく!
物件自体の使いやすさ、暮らしやすさも大事ですが、物件内は制限があるにせよある程度改善が可能です。むしろ気にしなければならないのはなかなか変えられない物件の外側の環境。自分が安心・安全に暮らすには地域性・地域柄等も見極めてしっかりと物件を選ぶ目を持つことが大切。
自分の身は自分で守ることが大切ですが、住む場所はもっとも最たるポイントなので物件探しをされる場合はまず外的要因をしっかりとチェックしてくださいね。
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